糖尿病になると、いったいどうなってしまうのでしょうか?
血糖値が高いままの生活を続けると、血管がもろく、ボロボロになってしまい血管病になります。
そして、全身を結んでいる血管と神経が、血糖値の高い状態が続くことで侵され、
適正な栄養の供給が途絶えて全身の臓器にさまざまな障害が起こっていきます。
糖尿病の慢性合併症とよばれています。
合併症は2つあります。
・細い血管にみられる合併症
・太い血管にみられる合併症
また、極度のインスリン作用不足によって急激に起こる急性合併症もあります。
糖尿病患者さんの生活の質と寿命はいちじるしく低下します。
急性合併症と慢性合併症のどちらも言えることです。
これらはいったん起きてしまうと、元に戻す(治る)ことは大変難しいです。
糖尿病はいかに早期発見と早期治療が行えるかが大事になっていきます。
治療と自己管理が生涯必要な病気(慢性疾患)ですが、これらをきちんと行えば、通常の生活をおくることができます。
糖尿病の治療は、合併症が起こらないように予防や合併症が起きてもそれ以上悪化しないようにするためにとても大切です。
慢性合併症
・網膜症
・腎症
・神経障害
大血管症
・脳梗塞
・心筋梗塞
その他
・歯周病
・感染症