diabetes Interview

ドクターズインタビュー【糖尿病】

院長 三宅 豊 YUTAKA MIYAKE

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糖尿病と診断を受けた患者様へ
【糖尿病専門医からメッセージ】

東大阪の三宅医院は、総合内科・糖尿病の専門的治療を提供し、「地域のかかりつけ医」としての役割を果たしています。
今回は糖尿病の専門医でもある三宅院長に、糖尿病と診断を受けた患者様に向けた治療に関するお話を伺いました。

治療は運動療法、食事療法がメインとなると思いますが、
患者様は治療に対してみなさん積極的ですか?

食事療法は、少しは意識して取り組んでくださる方が多いです。
明らかに食べ過ぎだと感じている方は気をつけてくださる印象です。
運動療法は、なかなか取り組んでいただけないことが多いです。
「しないといけない」というお気持ちは持っていただけるのですが、仕事が忙しくてできなかったり、身体がしんどくて取り組めなかったりとお話しされることが多いです。
糖尿病の治療は続けないと意味がありませんので、厳しい指導はせず多少でも意識していただけるように、その方が続けていただけそうなことを一緒に考えるようにしています。

ではその食事療法について具体的に
お話をお伺いしたいと思います

患者様は毎日の食事を自炊されているのですか?それとも購入されているのですか?

患者様は毎日の食事を自炊されているのですか?それとも購入されているのですか?

その患者様の生活スタイルにもよりますね。
ご家庭の主婦の方々は、ご家族の食事を作る上で自分用に別途料理を作るわけではなく、量を減らして取り組まれている方が多いです。
食事を購入されている方は、今はコンビニなどの食事にはカロリーや糖質などが表示されているのでカロリーに意識される方が多いです。
当院では、1日の摂取カロリーの目安はしっかりとお伝えするようにしています。
その方の1日の摂取カロリーが少ない場合には、コンビニのお弁当なら一食でカロリーオーバーになることもありますので3食をコンビニで済ませるような場合には注意が必要となります。

運動療法についても詳しく
お話を聞かせてください

運動については患者様にどのようなお話をされるのですか?

運動については患者様にどのようなお話をされるのですか?

比較的元気で、活動されている方には有酸素運動をしていただくようにお願いしています。
具体的には、「週3回以上10分以上は歩きましょう。」とお伝えしています。
しかしながらお身体の状態も人それぞれですので、無理な方にはご自宅での体操や、机の角を持って立ったり座ったりする運動などをやっていただくようにお伝えしています。
それをやるだけでも、パフォーマンスは落ちないので積極的にやっていただくようにお話しします。
運動はなかなか続かないものですので、無理のないできる範囲で、患者様に応じたことをお奨めしています。

先生は、「脱インシュリン」のお考えのもと治療に
あたっておられるのですか?

インスリン治療は必要な場合には重要な治療法ですが、必要最小限に抑えることが大切と考えています。
治療は、インスリンホルモン補充療法が正解なのですが、食事で摂取したカロリーを適正に処理できるかというのが問題になってきます。
インスリン自体は悪いものではありませんが、この血糖値を下げる作用は、体内に蓄積させる働きがあるため、過剰に補充すると肥満や食欲の増進を引き起こし、糖尿病の悪化につながることがあります。
「インスリンの量を増やしてもなかなか血糖値が下がらない」という場合には、他の有効な薬剤との組み合わせによって、インスリン量を減らすことができます。このようにすることで、肥満などの副作用を抑制し、低血糖を予防することができ、患者さんの安全な治療を実現することができます。
新しい治療法も積極的に取り入れ、患者様の健康と安全を最優先に考えています。

【糖尿病にならないために】気をつけること
についてお話をお聞かせください

ご家族に糖尿病の方がいる方へ

ご家族に糖尿病の方がいる方へ

糖尿病と遺伝についてまだ解明はされていませんが、同じ家で生活を共にするので、生活習慣などが知らず知らずのうちに伝わります。
ご家族に糖尿病の方がいる場合には、気にはしておいた方が良いと思います。
逆に、糖尿病の方が多い家系の方は、気をつけておいた方が発症しにくくなります。

学生時代に運動部だった方へ

学生時代に運動部だった方へ

学生時代に運動部に所属し、運動をしていた方の中には、就職後に太ってしまう人がいます。
運動をやめても食べる量が変わらないことや、生活習慣の変化によるストレスなどが原因で、若いうちから肥満や糖尿病を発症することがあるため、注意が必要です。

ペットボトルのジュースを一気に飲む方へ

ペットボトルのジュースを一気に飲む方へ

近年では高齢化社会が進んでおり、歳を取ってから糖尿病を発症する人が増えています。
しかし、中には、20代後半で発症する人もいます。
一気にペットボトルのジュースなどを飲むことが多いと、急激な発症を引き起こすことがあるとされていますので注意が必要です。

妊娠中の女性へ

妊娠中の女性へ

糖尿病がある場合、妊娠中の合併症として妊娠高血糖症や妊娠中の糖尿病が挙げられます。
妊娠中の糖尿病は、妊娠前から糖尿病を持っていた場合の他に、妊娠中に初めて発症することもあります。
妊娠中の女性は、胎盤から出るホルモンによってインスリンの働きが弱まり、血糖値が上がりやすくなります。
出産終わって治る場合もあるが糖尿病を発症する確率が高くなりますので、妊娠中には普段よりも血糖値を頻繁に測定し、コントロールする必要があります。