東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“メタボリックシンドローム”についてお話しします。
生活習慣によって引き起こされる病気の1つ
現代社会では肥満や運動不足、不規則な食生活など、生活習慣が乱れている方が増えていて、健康リスクが高まっています。このような生活習慣によって引き起こされる病気の1つに「メタボリックシンドローム」があります。
メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドロームは、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症などの生活習慣病が重なった状態を指します。これらの症状が複数見られる場合、心臓病や糖尿病、脳卒中などのリスクが高まります。特に、腹部の脂肪が増えると、内臓脂肪として心臓病や糖尿病の発症リスクが高まります。
メタボリックシンドロームの診断基準
メタボリックシンドロームの診断基準は、以下のようになっています。
・腹囲
男性:85cm以上
女性:90cm以上
・血圧
収縮期血圧(最高血圧):130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧):85mmHg以上
・血糖
空腹時血糖値:110mg/dL以上
・中性脂肪
中性脂肪:150mg/dL以上
・HDLコレステロール
男性:40mg/dL未満
女性:50mg/dL未満
これらのうち、3つ以上にあてはまる場合、メタボリックシンドロームと診断されます。
予防には生活習慣の改善が大事
メタボリックシンドロームは、生活習慣病によって引き起こされるため、予防には生活習慣の改善が大事です。具体的には、以下のような取り組みが効果的です。
・運動
有酸素運動や筋力トレーニングを継続的に行い、体内の脂肪を燃焼させることで、肥満や高血糖などの症状が改善できます。
・食生活
バランスの良い食生活を心がけ、食事の量や質を見直すことで、肥満や高脂血症の改善に繋がります。
・禁煙
タバコやアルコールの摂取を控えることで、動脈硬化や高血圧、脂質異常症のリスクを下げることができます。
・睡眠
十分な睡眠をとることで、ホルモンバランスの調整が行われ、肥満や高血圧、高血糖などの改善に繋がります。
早期発見・早期治療で健康的な毎日を
メタボリックシンドロームは、生活習慣病による病気であり、生活習慣の改善によって予防・改善ができます。しかし、放置すると糖尿病や心臓病などの重篤な病気を引き起こすリスクが高くなるため、定期的な健康チェックや医師の診断を受けることが大切です。生活習慣の改善に取り組み、早期発見・治療によって健康的な毎日を送りましょう。
メタボリックシンドロームが心配な方は、東大阪市の三宅医院へお気軽にご相談ください。