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【院長ブログ】糖尿病は治るのか

2024.04.07

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“糖尿病は治るのかどうか?”についてお話しします。

糖尿病は完治する?

糖尿病とは、血糖値が高い状態が慢性的に続く病気です。

糖尿病は一度発症すると完全に治るということはありませんが、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)値を正常に近い範囲になるようコントロールしていけば、健康な人と同じように生活していくことができます。

大切なのは「継続する」こと

糖尿病の改善のためには飲み薬や注射薬を使用することがありますが、投薬治療を中止してもHbA1c値を6%未満のまま維持できる方もいらっしゃいます。

このような患者様は食事療法でご自身に合った方法を取り入れているほか、スポーツジムに通うことを習慣づけたり、間食を完全にやめたり、デスクワークから体を動かす仕事に変わるなど、大きな生活上の変化がある方が多いと考えられます。

しかし、いくら正常に近い状態まで数値を下げられたとしても、継続しなければ糖尿病の状態に戻ってしまいます。

正常範囲の血糖値を維持し続けるためには、ご自身に合った食事・運動習慣を見つけ、それらを継続することが重要なポイントとなるのです。

糖尿病は自然に治りません

一度糖尿病になると、食事や運動など生活習慣の見直しや投薬治療をせずに、血糖値を正常範囲内に維持することはできません。

糖尿病の治療では、病気を進行させないよう、血糖値のコントロールを続けていく必要があります。

食事や運動療法には患者様ごとに合うもの、合わないものがありますので、無理なく続けていけそうな治療法をかかりつけ医とともに探し、実践していくことが大切です。

糖尿病について知りたい方、どのような治療法がご自身に合っているのか相談したいという方は、お気軽に東大阪市の三宅医院へご相談ください。