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【院長ブログ】脳梗塞を起こす糖尿病

2024.05.20

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“脳梗塞と糖尿病の関係”についてお話しします。

糖尿病と合併症

糖尿病は、高血糖の状態が慢性的に続く病気です。

初期には自覚症状がないものの、進行すると、糖尿病の3大合併症である糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害を発症する可能性が高くなります。

また、糖尿病の方は正常な血糖値の方に比べて脳梗塞の発症リスクが高く、近年では、脳梗塞が糖尿病の第4の合併症と言われるほどになっています。

糖尿病が脳梗塞のリスクになるのはなぜ?

糖尿病で適正な血糖コントロールができなくなると、血液中のブドウ糖が血管を損傷し、動脈硬化を起こす場合があります。

なかでも脳や心臓の血管はダメージを受けやすく、血管の一部分が狭くなったり血栓ができてしまうことによって、脳梗塞などの脳卒中や、心筋梗塞を起こすリスクが高まると言われています。

合併症を予防するために

糖尿病の改善は、3大合併症のほか、脳梗塞や心筋梗塞など重大な疾患を予防することにもつながります。

糖尿病、または糖尿病の予備軍だと診断された場合は医療機関を受診し、食事療法や運動療法、薬物療法などを行い、血糖を適切にコントロールすることが大切です。

おそらく多くの患者様は、食事制限と聞くと「食べられないものが多い」「食事が楽しくなくなる」と思われるかも知れませんが、血糖値がよほど悪化しているのでなければ、「糖尿病で食べてはいけないもの」はほとんど存在しません。

糖質やカロリーのコントロールに役立つ調理方法や商品、サービスなどを活用し、有酸素運動などの適度な運動を生活に取り入れ、日常的に血糖コントロールを続けていくようにしましょう。

血糖値が高いと言われた方、糖尿病の改善についてお知りになりたい方は、お気軽に東大阪市の三宅医院へご相談ください。