ブログ

【院長ブログ】高血圧と頭痛

2024.06.01

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“高血圧と頭痛の関係”についてお話しします。

高血圧によって脳疾患が起こる?

高血圧は、脳出血や高血圧性脳症など、さまざまな脳疾患の原因となることがわかっています。

また、高血圧により動脈硬化が進行してしまうことで、脳梗塞の危険性も高まります。

高血圧は自覚症状がないことが多いですが、症状の1つとして頭痛がみられる場合があります。

治療せず放置すると大きな病気を引き起こすケースがありますので、早めに受診し、適切な血圧コントロールを行うようにしましょう。

高血圧と頭痛について

通常、脳は正常な血流を保つようになっており、高血圧で脳の血圧が上がることはありません。

このため、高血圧で頭痛の症状がみられる場合は、脳内に動脈硬化による障害や高血圧性脳内出血(脳内に血腫がある状態のこと)が起きている可能性があるため、注意が必要です。

また、急激に血圧が上昇したり、慢性的な高血圧の状態が続くことで正常な血流が保てなくなると、脳浮腫を起こす高血圧性脳症が起こり、頭痛の症状があらわれることがあります。

血圧上昇による頭痛の症状は?

血圧上昇によって起こる頭痛には、次のような特徴があります。

・数週間から数ヶ月に渡り慢性的な頭痛がある

・両こめかみ、もしくは後頭部の全体に痛みがある

・頭全体に重苦しい感じがある

・痛み止めを服用しても効かない

血圧のコントロールと日常の注意点

血圧上昇による頭痛は、血圧を下げる以外に改善することができません。

しかし、血圧を抑えるようコントロールできれば、まもなく頭痛は消失しますし、多くの疾患を予防することにもつながります。

また、脳疾患のリスクが高い方は、血圧が急激に上がらないよう、入浴の際に熱いお湯に浸かったり、トイレで強くいきむことは避けるようにしましょう。

高血圧や頭痛の症状でお悩みの方は、お気軽に東大阪市の三宅医院へご相談ください。