東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“高血圧の症状と注意点”についてお話しします。
高血圧による自覚症状は?
高血圧は、血圧が通常の範囲よりも高くなる状態のことを言いますが、高血圧そのものでは目立った自覚症状がありません。
しかし、高血圧が長期間にわたって続くと動脈硬化が進行し、酸素と栄養素が十分に供給されなくなる結果、心不全による動悸や息切れ、手足のむくみ、疲労感などの症状があらわれるようになります。
高血圧性脳症について
通常、脳には血圧を調整する機能があるため、高血圧でも脳の血圧が上がることはありません。
しかし、急激に血圧が上がったり、長期間にわたり高血圧の状態が続くと脳がむくみ、高血圧性脳症が引き起こされることがあります。
高血圧性脳症では、頭痛や吐き気、嘔吐、けいれん、認知機能の低下、意識障害などの症状がみられます。
そのほか、高血圧によって脳以外の全身の臓器に影響が出ることも考えられるため、生命に関わる重篤な状態にならないために、早急に血圧を下げる必要があります。
高血圧の予防と改善のために
高血圧を改善するには降圧薬などの薬物療法を行いますが、次のような生活習慣の改善を行うことも重要です。
・高血圧の改善のために、食塩の摂取は1日あたり6g未満に抑えるようにしましょう。
カリウムは食塩による血圧上昇を防止するはたらきがありますので、野菜や果物から十分に摂るようにしましょう。
・高血圧など生活習慣病の予防のため、息が弾む程度のウォーキングなどを行い、適正体重を維持するようにしましょう。
・喫煙は動脈硬化を促進するため、禁煙することをおすすめします。
アルコールの過剰摂取は避けるようにしましょう。
「高血圧の症状かも?」と不安がある方、「高血圧の予防や改善について知りたい」という方は、お気軽に東大阪市の三宅医院へご相談ください。