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【院長ブログ】脳梗塞を引き起こす高血圧

2024.07.01

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“脳梗塞を引き起こす高血圧”についてお話しします。

脳梗塞とはどんな病気なのでしょうか?

脳梗塞とは、脳内の血管が閉塞し、脳への血流が途切れる状態のことを指します。

脳内の血管が詰まってしまうと、酸素や栄養が閉塞した箇所から先に届かなくなるため、脳神経が壊死し、重大な障害や死亡の原因となることがあります。

また、脳梗塞の症状には、手足のしびれや手足の運動障害、言語障害などがあり、さらに半身不随、半身麻痺、意識障害、昏睡が生じる場合があります。

動脈硬化と高血圧

では、なぜ脳梗塞が起こるのかと言うと、その原因には動脈硬化が大きく関係しています。

動脈硬化とは、血管内壁にコレステロールや細胞などがたまり、血管が厚く、硬くなって、血液が流れにくくなる状態のことを言います。

そして、このような動脈硬化を促進するのが、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病であり、喫煙、飲酒、運動不足や肥満などの生活習慣が危険因子になっていると考えられます。

なお、高血圧とは、血液が流れるときの圧力が正常な範囲より高くなっている状態を指します。

この状態が長期間続くと、血管壁に負担がかかって動脈硬化になり、脳梗塞だけでなく、狭心症や心筋梗塞など心疾患の要因となることがわかっています。

高血圧を予防・改善しましょう

高血圧の治療には、食事療法と運動療法による生活習慣の改善と、降圧薬などを使用する薬物療法があります。

血圧が適切な範囲まで下げるために、毎日の食事では、食塩の平均摂取量を10g未満/1日とするほか、コレステロールを適切に管理することが大切です。

また、有酸素運動を継続して行い、禁煙と適度なアルコール摂取を心がけるようにしましょう。

血圧が気になる方、生活習慣の改善について知りたいという方は、一度東大阪市の三宅医院へご相談ください。