東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“脂質異常症の原因と症状”についてお話しします。
脂質異常症とは?
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)の値が、一定の範囲を超えて高い、または低い状態のことを言います。
脂質異常症が起こる原因は?
脂質異常症を発症する原因は、動物性脂肪の多いもの(肉類、乳製品など)やコレステロールを多く含むもの(鶏卵、魚卵、レバーなど)、甘いものの摂り過ぎなど、食生活の影響が大きいと考えられます。
また、慢性的なカロリー過多、アルコール、運動不足、喫煙、肥満、ストレスなども関係しており、生活習慣の乱れが主要な原因の1つとして挙げられるでしょう。
遺伝的な要因による、家族性高コレステロール血症
遺伝的な要因で起こるものとして、家族性高コレステロール血症というものがあります。
家族性高コレステロール血症の場合は、若いときから動脈硬化が進行しやすいことが明らかになっているため、病院を受診し、医師による治療や指導を受けることが重要です。
糖尿病や他の疾患、お薬による脂質異常症
食生活をはじめ、生活習慣の乱れや遺伝的な要因で起こる脂質異常症のほかに、糖尿病や腎臓病などの疾患、甲状腺機能低下症や副腎皮質ホルモン分泌異常などのホルモンの分泌異常、ステロイドホルモンや避妊薬などのお薬が原因となって起こるものもあります。
なお、生活習慣の乱れによるものや遺伝的な要因によるものは原発性、ホルモンの分泌異常や糖尿病、お薬によって起こるものは続発性として分類されています。
脂質異常症の症状
脂質異常症の症状は特にないため、健康診断などで気づくケースが多くなります。
しかし、自覚症状がないからと放置すると、動脈硬化が進み、心臓疾患や脳卒中などが生じる可能性が高くなってしまいます。
生活習慣を改善し、動脈硬化や合併症を予防するためにも、健診で指摘を受けた場合は放っておかず、お早めに東大阪市の三宅医院へご相談ください。