東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にも、しっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“脂質異常症と脂肪肝”についてお話しします。
脂質異常症と脂肪肝の関連性について
現代社会では、高カロリーな食事や運動不足による健康問題が注目されています。これらの生活習慣は、脂質異常症だけでなく、脂肪肝のリスクも高めると言われています。脂質異常症と脂肪肝は、互いに密接な関連を持ちながら、私たちの健康を脅かしています。
脂質異常症と脂肪肝とは?
脂質異常症は、血中のコレステロールやトリグリセライドのバランスが崩れることで起こります。一方で脂肪肝は、肝臓に過剰な脂肪が蓄積することにより発生し、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)とも呼ばれます。
脂質異常症と脂肪肝の関係
脂質異常症は、脂肪肝を発症するリスクファクターの一つです。特に血中のトリグリセライドが高い状態は、肝臓への脂肪の蓄積を促し、脂肪肝を進行させることが知られています。また、脂肪肝が進行するとインスリン抵抗性が高まり、これがさらに脂質異常症を悪化させる可能性があります。
■脂質異常症と脂肪肝の共通する危険因子
高カロリー食
運動不足
肥満
糖尿病
高血圧
これらの要因は、両疾患の発症および悪化に共通して関与しています。
脂肪肝からくる合併症
脂肪肝が長期間進行すると、肝臓の炎症や肝硬変、さらには肝臓がんなど、生命を脅かす疾患に発展することがあります。そのため、脂質異常症を放置することなく、早期の改善が求められます。
予防と治療
脂質異常症および脂肪肝の予防と治療には、生活習慣の改善が最も効果的です。バランスの取れた食事、定期的な運動、適正体重の維持が基本となります。医師の指導の下、必要に応じて薬物療法を行うこともあります。
東大阪市の三宅医院では、脂質異常症と脂肪肝の両方を診療し、患者様の生活習慣全般にわたる改善指導を行っています。何かご不明点やお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。