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【院長ブログ】動脈硬化になる仕組みと対処

2023.05.01

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“動脈硬化になる仕組みと対処”についてお話しします。

動脈硬化とは?

動脈硬化は、心臓病や脳卒中などの主要な死因の1つで、高血圧、高コレステロール、肥満などの生活習慣病と密接に関連しています。動脈硬化の主な原因は、血管内膜にたまったコレステロールや脂肪が酸化し、炎症反応を引き起こすことです。この炎症反応により、動脈の内膜に傷がつき、そこに白血球が集まって、コレステロールや脂肪を取り込み、プラークと呼ばれる物質ができます。プラークは、動脈の内側を狭めたり、さらに悪化すると、動脈を閉塞したりしてしまいます。

プラークの形成を防ぐには?

プラークの形成を防ぐには、健康的な生活習慣が重要です。

まず、食事に注意しましょう。食事は、動脈硬化のリスクに大きな影響を与えます。飽和脂肪酸が多い食品(例:肉、バター、チーズなど)を制限し、代わりに飽和脂肪酸が少ない、健康的な油(例:オリーブ油、アーモンド油など)を摂るようにしましょう。また、野菜や果物、全粒穀物、ナッツ、種子など、栄養価の高い食品を積極的に摂取することが大切です。

次に、運動を取り入れましょう。有酸素運動(例:ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)は、血圧を下げ、コレステロールを減らし、体重を減らすことができます。これらの効果は、動脈硬化の予防に繋がります。

禁煙も重要です。喫煙は、動脈硬化のリスクを増加させます。禁煙によって、動脈硬化のリスクを大幅に減らすことができます。

動脈硬化のリスク

動脈硬化のリスクは、以下のような要因によって増加します。

・高血圧:高血圧は、動脈硬化の主な原因の1つです。高血圧によって、血管が損傷し、プラークの形成を促進することがあります。

・高コレステロール:高コレステロールは、血管内膜に脂肪がたまり、炎症反応を引き起こすことで、動脈硬化を促進します。

・糖尿病:糖尿病は、高血糖によって、血管の内膜を傷つけることがあり、動脈硬化を促進します。

・肥満:肥満は、高血圧や高コレステロール、糖尿病の発症を促進するため、動脈硬化のリスクを増加させます。

・喫煙:喫煙は、血管内膜を損傷し、炎症反応を引き起こすことで、動脈硬化を促進します。

・運動不足:運動不足は、高血圧や高コレステロール、肥満の発症を促進するため、動脈硬化のリスクを増加させます。

・食生活:飽和脂肪酸が多い食品を摂取することは、高コレステロールや肥満の原因となり、動脈硬化のリスクを増加させます。

これらのリスク要因を減らすことで、動脈硬化のリスクを低減することができます。健康的な生活習慣を取り入れ、定期的な健康診断を受けることで、動脈硬化の早期発見と予防に繋がります。

ご自身の生活習慣に不安があり、動脈硬化が心配な方は、東大阪市の三宅医院へお気軽にご相談ください。