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【院長ブログ】不整脈の原因は?

2023.06.03

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“不整脈の原因”についてお話しします。

不整脈とは?

不整脈とは、心臓の鼓動が規則的でないことを指します。心臓が正常に機能するためには、一定のリズムで鼓動を繰り返す必要がありますが、このリズムが乱れることで不整脈が発生します。

不整脈が起こると、心臓が正常に血液を送り出せず、身体に様々な影響を与える可能性があります。

「加齢」や「心臓病」などが原因

不整脈の原因は様々で、特にご高齢の方に多く見られることから、原因の1つとして「加齢」が挙げられます

また、心臓病が原因で起こることもあります。

冠動脈が狭窄したり、閉塞したりして起こる「心筋梗塞」や、心筋の異常により心機能が低下する「心筋症」、心臓のポンプ機能が低下する「心不全」、心臓の弁で異常が起こり血液を送り出す機能が障害される「心臓弁膜症」などが、不整脈の原因となります。

その他の病気も不整脈の原因に

心臓の病気以外にも、不整脈に繋がる病気があります。その代表が「高血圧」です。血圧が高くなると、心臓の負担が増え、心肥大を招いて不整脈が起こりやすくなります。

また肺の病気である「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」や、甲状腺の病気も不整脈の原因となります。

薬の副作用・生活習慣の乱れで起こることも

不整脈は、服用している薬の副作用として発生することもあります。降圧薬や抗うつ薬には、自律神経や心臓の電気的発生に影響を及ぼす成分が含まれているため、これらの薬の影響で不整脈が引き起こされることがあります。

そして生活習慣の乱れも、不整脈の原因となる場合があります。ストレス、睡眠不足、過労、喫煙、アルコールやコーヒーの過剰摂取などは、交感神経を刺激し、電気の発生に異常を及ぼすため、脈が乱れることがあります。また、肥満の方には不整脈が多いとされています。

心配な方は当院へご相談ください

脈のリズムが不規則だからといって必ずしも問題があるとは限らず、ほとんどの場合、期外収縮で問題のないケースが多いです。

ですが、脈が乱れるだけでなく、めまい、だるさ、動悸・息切れ、失神、胸部の痛み・不快感などがある場合、お体で何らかの問題が起こっている可能性がありますので、すぐに医療機関を受診しましょう。

不整脈があって心配な方は、まずは一度、東大阪市の三宅医院へご相談ください。