東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“貧血と低血圧”についてお話しします。
貧血とは?
貧血とは、赤血球の量や質が不足している状態のことを指します。赤血球は、酸素を運ぶ役割を担っており、貧血の方は酸素を効率的に運ぶことができません。そのため、貧血の方は疲れやすく、息切れやめまいが起こりやすくなります。
貧血の原因は、鉄分不足やビタミンB12不足、出血などです。
貧血の治療には、原因に応じて鉄剤やビタミン補給、または輸血が必要な場合があります。
低血圧とは?
低血圧とは、血圧が正常値よりも低い状態のことを指します。血圧は、心臓が拍動することで動脈に血液を送り出す力のことで、高い血圧は心臓や血管に負担をかける原因となります。低血圧の方は、めまいや立ちくらみが起こりやすく、疲れやすさも感じやすくなります。
低血圧の原因は、病気や運動不足、ストレスなどです。
低血圧の治療には、生活習慣の改善や薬物療法があります。
貧血と低血圧の違い
貧血と低血圧の違いは、その症状や原因です。
貧血は赤血球の不足により酸素運搬が困難になること起こり、めまいや息切れなどの症状が現れます。
一方、低血圧は血液の圧力が低下することで起こり、めまいや疲れの症状が現れます。
また、貧血の原因はビタミンや鉄分の不足、出血などであるのに対し、低血圧は病気や生活習慣、ストレスなどが原因となることが多い点も違います。
それぞれ治療方法も異なります
貧血と低血圧、それぞれの治療方法も異なります。
貧血の場合は、鉄剤やビタミン補給、輸血が必要な場合がありますが、低血圧の場合は、まずは生活習慣の改善が最初に考えられます。食事や運動、睡眠の改善が必要である場合もあります。また、血圧を上げるために薬物療法が必要な場合もあります。
貧血と低血圧には関連性もあります
このように混同されがちな貧血と低血圧ですが、原因・症状・治療方法がそれぞれ異なるのです。
ですが、貧血と低血圧には関連性もあります。
低血圧の場合、血液の循環が悪くなることがあり、結果として貧血になることがあります。
また、貧血の場合、赤血球の不足により血液の循環が悪くなることがあり、低血圧の症状を引き起こすことがあるのです。