東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“睡眠不足と糖尿病の深い関係”についてお話しします。
睡眠不足が続くと病気を引き起こす?
忙しさから睡眠時間が短くなったり、悩みがあるため寝つきが悪いなど、睡眠に問題を感じている方は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
このような睡眠不足や不眠は、全身倦怠感やイライラ、集中力の低下をまねくだけでなく、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの病気を引き起こしたり、悪化させてしまうことも考えられるため注意が必要です。
また、糖尿病の方や肥満の方は不眠や睡眠不足であることが多く、これには次のような関連があると考えられます。
糖尿病が睡眠に及ぼす影響とは?
糖尿病の方は、高血糖による口の渇きや夜間頻尿、糖尿病性神経障害による痺れや痛みなどで睡眠不足になることがあります。
また、肥満から上気道のあたりに脂肪が増え、睡眠時無呼吸症候群を発症したり悪化させてしまうことも睡眠の質の低下につながります。
そのほか仰うつ、不安など、糖尿病の方に多く生じる精神症状が不眠の原因となる場合もあります。
睡眠不足が糖尿病に与える影響は?
では反対に、睡眠不足になると糖尿病にどのような影響があるのでしょうか?
睡眠不足になるとインスリン抵抗性を助長するコルチゾールが分泌されたり、食欲を抑制するレプチンが低下する一方、食欲を増進させるグレリンが上昇して食欲が増すことで、肥満や糖尿病に影響があると考えられています。
加えて、食欲を亢進させるオレキシンが増え、糖質の多いものを食べたくなると言われています。
さらに、睡眠障害があると日常活動量が低下し、体の熱産生も低くなることから、血糖が上昇する原因になるという指摘もあります。
このように、糖尿病と睡眠は互いに影響を与えることから、糖尿病の予防と改善には睡眠習慣を見直すことが重要なポイントとなります。
糖尿病による不眠が気になる方、睡眠障害でお困りの方は、お早めに東大阪市の三宅医院にお越しください。