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【院長コラム】体からのサイン?糖尿病の初期症状とは

2021.06.06

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“糖尿病の初期症状”についてお話しします。

糖尿病は、自覚症状がほとんどない病気です

糖尿病とは、インスリンの分泌や働きがじゅうぶんでないために、血液中の血糖が増加してしまう病気です。

日本の糖尿病患者のおよそ95%は、暴飲暴食や運動不足、ストレス、肥満などの生活習慣が要因となる「2型糖尿病」であり、40代以上で発症することが多いと言われていますが、最近では若い世代でも糖尿病になる方が増えてきました。

国民病とも言われるこの病気のやっかいなところは、自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうケースが多いということです。

糖尿病の初期症状とは?

糖尿病は自覚することが難しい病気ではあるものの、初期にあらわれやすい症状がいくつかあります。

以下でみていきましょう。

・食欲が増し、食べているのに痩せてしまう

血液中で増加した血糖を取り込むため、たくさんのインスリンが分泌され、食欲が増します。

症状が進行して血糖を吸収できなくなると、糖の代わりに筋肉や脂肪をエネルギーに変えようとするため、急に痩せてしまいます。

・疲れやすい

血糖の代わりに筋肉や脂肪をエネルギーに変えることから、筋力低下が起こり、疲れやすくなったり、食事の後に眠気を感じるようになります。

・のどが渇く

血糖値が高い状態の血液はドロドロとしているため、体が脱水の状態にあると脳が判断し、水分を摂るよう促します。

多量の水分を摂取するので、排尿の回数も多くなります。

・血流が滞り、足に症状が出る

糖尿病を発症すると、毛細血管がダメージを受けることが多いため、足に症状があらわれやすくなります。

例えば、足の痺れや冷え、ほてり、こむら返りなどです。

そのほか、皮膚の乾燥、ひび割れ、タコ、巻き爪などといった表面上の症状が出ることもあります。

糖尿病は自覚しづらい病気ですが、上で見てきたように初期症状が全くないというわけではありません。

日頃から食生活などライフスタイルを整えるとともに、少しでも気になることがあれば、医師の診察を受けるようにしましょう。