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【院長コラム】糖尿病治療の食事レシピ

2021.07.06

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“糖尿病治療の食事レシピ”についてお話しします。

糖尿病の食事、気をつけるべきポイントは?

糖尿病を予防、治療するうえで重要になってくるのが、毎日の食事内容と食べ方です。

血糖値を急上昇させず、適切なコントロールをするためにはどのような食事をすればいいのでしょうか。

以下で、糖尿病治療の食事で気をつけたいポイントをご説明します。

・1日の適正エネルギー内で、3回の食事の量を均等に、バランスのよい食事を

・1日3食、規則正しく決まった時間に食事をし、食事の間隔は5〜6時間を目安にする

・脂質は適正な量で、特に魚に含まれるDHAやEPAなど(オメガ3脂肪酸)質の良い油を使用する

・間食やアルコールは控える

・塩分の摂り過ぎに注意

・よく噛んで、ゆっくり食べる

糖尿病治療で使いたい食材や、調理のポイントとは?

糖尿病の食事に適した食材には、次のようなものがあります。

・きのこ

食物繊維が多く、カロリーの低い食材で、お腹の調子も整います。

・野菜

食物繊維が多く低カロリーで、ビタミンやミネラルも含まれています。

緑黄色野菜は生活習慣病の予防になりますが、芋類に関しては糖質を多く含むので食べ過ぎないようにしましょう。

・海藻

食物繊維が多く低カロリーで、ビタミンやミネラルも多く含まれています。

・押し麦やもち麦など

糖の吸収を抑える働きをする、水溶性食物繊維のβ-グルカンが多く含まれています。

また、押し麦は白米に比べて20倍ほどの食物繊維を含んでいます。

続いて、調理のポイントについてです。

・砂糖やみりんなどの調味料は糖質を多く含みカロリーも高いため、控えめに

・油をあまり使わない煮物や蒸し物で、カロリーを抑える

・よく噛むことを意識して、野菜を少し大きめに切ったり、少し固めに調理する

・濃い味つけはごはんやパンなど主食を食べ過ぎるので、だしや酢などを使って塩分を減らす工夫を

糖尿病治療の食事はバランスよく食べることが基本となります。

血糖値を適正にコントロールできるよう、毎日の食事を少しずつ工夫し、規則正しい時間に食べるようにしましょう。