東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“低血糖”についてお話しします。
低血糖とはどんな状態のこと?
血糖値は血液中のブドウ糖の濃度を示す値であり、低血糖とは血液中を流れるブドウ糖が少なくなった状態のことを言います。
ブドウ糖(グルコース)は体や脳を動かすためのきわめて重要なエネルギー源であり、低血糖になると手が震える、汗が出る、頭がぼーっとするなどのさまざまな症状があらわれます。
低血糖の症状は?
低血糖の状態になると、汗が出たり手が震えたりするほか、動悸がする、顔色が悪くなるなどの症状がみられます。
また、さらに血糖値が下がると、異常な空腹感や頭痛、目がかすんで見えづらい、頭がぼーっとするなどの症状があらわれ、さらに低下すると意識がなくなったり、最悪の場合には死に至るケースもあります。
低血糖の原因は?
血糖値は通常、血糖値を下げるホルモン(インスリン)と血糖値を上げるホルモン(グルカゴン、アドレナリンなど)により調整されています。
しかし、インスリンが過剰に分泌されたり、グルカゴンやアドレナリンなどの分泌が減少すると低血糖の原因となるほか、血糖値を上げるはたらきをする肝臓や腎臓に異常がある場合にも、低血糖の状態になることが考えられます。
なかでも低血糖の原因で1番多いのは糖尿病の薬の効き過ぎであり、糖尿病のお薬を飲んでいる方やインスリン注射を行っている方は、食事の量が少なすぎる場合に低血糖を起こすことがあります。
また、低血糖は糖尿病のあるなしに限らず、ホルモンのバランスがうまく取れていないなど、身体的な要因で起こる場合があります。
「低血糖の症状かも?」と思われる症状がありましたら、お早めに東大阪市の三宅医院へご相談ください。