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【院長ブログ】高血圧と交感神経

2024.06.20

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“高血圧と交感神経”についてお話しします。

ストレスと交感神経

交感神経は自律神経の一部であり、ストレスや興奮により活発になるもので、心拍数の増加、血管収縮、血圧上昇などの生理的反応を起こす役割を果たしています。

わたしたちは、仕事や人間関係における悩みや環境の変化など、日常的にストレスを感じているものですが、ストレスや興奮が長く続くと高血圧のリスクが高まり、心身にいろいろな影響が出ることが考えられます。

高血圧の状態は、長期間にわたって体にダメージを与え、心臓病、脳卒中、腎臓障害などの深刻な病気を引き起こす場合があるのです。

イライラや緊張で血圧が上がる?

ストレス以外にも、感情が血圧に影響することもわかっています。

特に、イライラしたり怒ったりすると血圧が20~30mmHgほども上昇してしまうと言われており、注意が必要です。

また、仕事中に血圧が上がる「職場高血圧」や、病院に行くと緊張して血圧が高くなる「白衣高血圧」と呼ばれる高血圧もあります。

血圧を下げる、日常でできる習慣は?

日常生活でストレスなど緊張を感じるときには、交感神経から副交感神経への切り替えの方法として、深呼吸をすることをおすすめします。

鼻から吸い込み、ゆっくりと口から息を吐き出す腹式呼吸を2、3回くり返すことで、血圧が10mmHgほど下がると考えられています。

そのほか、起きたときに朝日を浴びることや、目覚めに水か無糖の炭酸水をコップ1杯飲むこと、コーヒーの香りを楽しむ(飲み過ぎには注意)ことなどもストレス解消になり、血圧を下げる効果が期待できます。

健診で指摘され、血圧が気になっている方や、生活習慣改善のアドバイスを希望される方は、お気軽に東大阪市の三宅医院へご相談ください。