東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“最高血圧・最低血圧”についてお話しします。
最高血圧と最低血圧
血圧とは、血液が心臓から送り出される際の、血管の内壁を押す圧力のことを指します。
血圧測定時には、「最高血圧」と「最低血圧」が示されますが、この最高血圧とは、心臓が血液を供給するため力強く収縮する際の圧力のことであり、ほかに「収縮期血圧」や「最大血圧」とも呼ばれます。
また、最低血圧とは、心臓が血液を溜め込むため筋肉が広がっているときの圧力を示しており、「拡張期血圧」や「最小血圧」とも呼ばれています。
血圧の正常値について
血圧の正常値は、診察室で測定した場合で最高血圧が140 mmHg未満、最低血圧が90 mmHg未満、家庭で測定した場合で最高血圧が135mmHg未満、最低血圧が85mmHg未満とされています。
病院や健診での測定は、緊張から本来の血圧値よりも高くなってしまう方もいるため、高血圧判定では、診察室で測定した血圧よりも家庭で測定した血圧の方が優先されることになっています。
血圧値の分類
血圧値の分類は、診察室血圧で以下のようになります(単位はmmHg)。
※家庭血圧は5mmHg低い値を目安にしてください。
・正常域血圧(成人血圧)
正常血圧:最高血圧120未満かつ最低血圧80未満
正常高値血圧:最高血圧120~129かつ最低血圧80未満
高値血圧:最高血圧130~139かつ/または最低血圧80〜89
・高血圧
Ⅰ度高血圧:最高血圧140~159かつ/または最低血圧90~99
Ⅱ度高血圧:最高血圧160~179かつ/または最低血圧100~109
Ⅲ度高血圧:最高血圧180以上かつ/または最低血圧110以上
(孤立性)収縮期高血圧:最高血圧140以上かつ最低血圧90未満
高血圧の状態は心臓病や脳卒中のリスクを増加させ、低血圧はめまいや頭痛の原因となることが考えられます。
普段からご自身の血圧値を知っておくようにし、健診などで高血圧を指摘された場合には、お早めに医療機関を受診するようにしましょう。気になる症状がある方は、東大阪市の三宅医院へご相談ください。