東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“血糖値を下げる食べ物と飲み物”についてお話しします。

血糖値を下げる身近で買いやすい食べ物は？

糖尿病の予防や治療において必須となるのが、血糖値を適切に管理する食事療法です。

今回は、コンビニなどで手に入る、血糖値の上昇をゆるやかにする食品についてご紹介していきます。

・無糖ヨーグルト

ヨーグルトに含まれるホエイプロテイン（タンパク質）を摂ることによって、インスリンの分泌を促進するインクレチンというホルモンの分泌が刺激されるため、食後の血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。

・カカオ成分70％以上のチョコレート

カカオ成分70％以上の高カカオのチョコレートを食べると、食後の血糖値が上がりにくくなることがわかっています。

ただし糖質が少ないわけではないため、1日25gを上限に、1度につき5gずつ朝昼夜に食べることをおすすめします。

・煎り大豆

大豆には糖尿病の発症を抑える効果があるイソフラボンが含まれていることに加え、煎り大豆には血糖値の上昇をゆるやかにする食物繊維が豊富に含まれています。

節分の豆と言えばイメージしやすいですが、年間を通して手軽なおやつとして食べるのにちょうどいい食品です。

・牛乳

牛乳はヨーグルトと同じ乳製品であり、ホエイプロテインを含んでいます。

食事のときに100mlほどの牛乳を飲むと、食後の血糖値が下がることがわかっています。

・ブラックコーヒー

日常的に飲まれる方も多いコーヒーは、糖尿病の発症リスクを下げるため糖尿病予防には有効との研究結果があります。

ただし、砂糖入りのものは血糖値が急激に上昇してしまうため、ブラックで飲むようにしましょう。

・緑茶

緑茶に含まれるカテキンには食後の血糖値の上昇を抑える効果があり、緑茶を飲む人では飲まない人に比べて糖尿病の発症リスクが下がったという報告がなされています。

こうして見てみると、血糖値コントロールに有用な食べ物や飲み物は意外にも身近なところにあるものです。

日々の食生活に上手に取り入れて、無理のない血糖値管理を行うようにしましょう。