東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。
糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。
こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。
今回は“糖尿病になりにくい生活”についてお話しします。
必要なカロリー量をバランスよく摂取しましょう
糖尿病は主に1型と2型に分類されますが、日本人の95%は2型糖尿病で、これは生活習慣が大きく関係しています。糖尿病予防には食生活の改善が欠かせません。
2型糖尿病の予防には、適切なカロリー摂取が重要です。必要以上のカロリーは体に悪影響を及ぼすため、1日に必要なカロリー量をバランスよく摂取しましょう。これにより、すい臓の負担が軽減され、インスリンの分泌能力が回復します。
糖尿病に良い食品や悪い食品は存在しません。食品は摂取量が重要で、適量であればどの食品も体に良いと言えます。ただし、嗜好品は少量でも避けるべきです。
食品交換表を活用してバランスのとれた食生活を送りましょう
食事療法を行う際には、医師から渡される食事指示票(食事指導票)に従い、食品交換表を活用してバランスのとれた食生活を送りましょう。これは糖尿病でない方にとっても、予防法として参考になります。
カロリーの範囲内で、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取する工夫が大切です。食品交換表は食生活に活かす目安として役立ちます。まずは自分が1日でどのくらいカロリーと栄養を摂取しているか把握しましょう。
糖尿病予防の食事のポイント
継続的な食事改善が糖尿病予防の鍵となります。食事のポイントとして、以下のことに注意しましょう。
・朝・昼・晩の食事をしっかり摂り、間食は控える
・できるだけ砂糖を控える
・昼食は手作り弁当でカロリーを抑える
・外食時は和食や和風定食を選ぶ
・バター、マーガリン、ドレッシング、揚げ物や油炒めはカロリーが高いので注意する
・調味料や香辛料、ハーブ類を使い、飽きのこない食事を心がける
・野菜、海草、玄米、麦ごはん、キノコ類など食物繊維を積極的に摂取する
・主菜の量に注意し、適切なおかずの量を摂る
健康的な食生活が糖尿病予防に繋がります
健康的な食生活を続けることが糖尿病予防に繋がります。これらのポイントを実践し、適切なエネルギー量で美味しく楽しく食べる工夫をしましょう。
糖尿病でない方も、これらのポイントを参考にして、健康を維持するための食生活を心がけましょう。
健康的な食事と適度な運動を続けることで、糖尿病を予防し、健康な体を維持することができます。