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【院長ブログ】若者に増加する糖尿病

2024.01.12

【院長ブログ】若者に増加する糖尿病

東大阪市の三宅医院は地域のかかりつけ医として、地域の皆様の幅広いお悩みにお応えしつつ、総合内科・糖尿病専門医として専門的な治療をお届けしております。

糖尿病などの生活習慣病のご相談以外にも、「どの科に相談すればいいかわからない」というご相談にもしっかりとお応えし、皆様の健康維持・病気予防に貢献させていただきます。

こちらのブログでは病気や気になる症状に関わる様々な情報を発信して、少しでも皆様の不安解消に繋げられればと思っております。

今回は“若い世代の糖尿病”についてお話しします。

糖尿病は若い世代・痩せ型の女性にも増加傾向にあります

糖尿病は、中高年の肥満男性の病気というイメージが強いですが、若い世代や痩せ型の女性にも増加傾向にあります。すい臓から分泌されるインスリンが不足することで血糖値が下がらない病気で、自覚症状が少ないため発見が遅れることが多いです。

糖尿病になると、血管や内臓、骨、歯などへのダメージや重篤な合併症が起こりやすくなります。

日本人は遺伝的に糖尿病にかかりやすい体質

日本人は遺伝的に糖尿病にかかりやすい体質であり、欧米化した食生活や運動不足が原因で糖尿病患者が増加傾向にあるとされています。糖尿病予防には糖質制限が効果的です。糖質は、ごはんやパン、麺類などの穀類に多く含まれ、摂取が過剰になるとインスリン抵抗性が高まり、悪循環が引き起こされます。

痩せ型の人も注意が必要です

糖尿病には、痩せ型の人も注意が必要です。糖質に偏った食生活や運動不足はインスリン抵抗性を上昇させ、血糖値が下がりにくくなります。若い人に注意してほしいのが、「ペットボトル症候群」です。甘いペットボトル飲料に含まれるブドウ糖が急激に吸収され、糖尿病を引き起こします。治療法は清涼飲料水の摂取中止です。

健康的な食生活と運動習慣を今すぐ始めましょう

現代の便利な生活は、糖質制限や運動不足に繋がります。糖質を制限する食事に加え、適度な運動も重要です。糖尿病予防は肥満予防にも繋がり、健康寿命が延びます。食事の量や糖質の摂取量に気をつけ、運動を習慣化することで糖尿病予防が可能です。健康的な食生活と運動習慣を今すぐ始めましょう。